ニートがTwitterに挑戦しイキった挙げ句、無事敗走した話
ニートと聞いてどんな印象を持つだろう?
親の金で生きているゴミ
こども部屋おじさん(ニートの意味合いで誤用されている気がする)
やる気のない肉の塊
どれも正解だ。
しかし稀にやる気が復活し、ニートらしからぬ行動力が発揮される時がある。
そのきっかけは人それぞれなのだが・・・・・・
自分の場合、映画【Fight Club】を見るとやる気が湧き、なんと視聴後はシャドーボクシングまでやり始めるのだ。
ちなみに誤解が無いよう説明を入れると、ニートが行動力を発揮した所で常人以下であり、そして持続性は皆無だ。
話を戻すが、その当時も映画を視聴し
「世の中と戦ってやろうじゃねえか!」
と一時のテンションに任せ、勇み足でTwitterに挑戦した。
アカウント設定で心が折れそうになったが、親切に説明してくれるサイトのおかげで無事登録完了。
地下闘技場にエントリーした錯覚を起こし、心の中で上着を脱ぎ捨て気分はブラットピット。
しかし気付くのだった
「何も書く事がねえ・・・」
世の中に対する不満が特に無かったのだ。
母親と作るご飯は美味いし、こども部屋も快適だ。政治は良くわからない。
これじゃあタイラーダーデンなんか生まれない。
いつものように実家で糞だけ生み出すのか?
そんなのはゴメンだ!
と変化を望み、何か話題を見つける事にした。
そしてTwitterに関する情報を調べ、たどり着いたのは
皆、何かしら趣味や特技がありそれを主軸にフォロワーを獲得している。
なるほどこれだ!
自慢するが、兄弟にDTM機材を買って貰った事があり齧っていた時期がある。(2週間くらい)※現在はホコリを被っている
「DTM0日のフリして参戦すれば天才とか言われるんじゃね?自分も褒められたい!チヤホヤされたい!!!」
もうこの時点でFight Clubなんていうのは吹き飛んでおり、ただ自己顕示欲と承認欲求
を満たしたいだけの狂ったニートになっていた。
はじめてのついったー
DTM歴0日の初心者という嘘もあり、作りかけの糞みたいな曲にも温情でいいねを貰っていた。
しかし向上心が無いのでクオリティーは中学生以下、一曲まるごと作る気力はなく、中途半端な物を吐き出すだけ。
フォロワーの方々も飽きたのか、最終的には殆ど聞いてすらもらえなくなった。
そんな時にTLを見ているとプチ炎上が発生。
皆、理論で砥いた刀を手に戦をしていた。
「俺も!俺も!」
馬鹿専用のプラスチックバットを振りかざし参戦!
ペチペチ攻撃するも全く相手にされずスルー。
その滑稽な姿を見た人から「こいつガイ◯だろ」というフレンドリーファイヤを喰らい
、DMで罵詈雑言のバックスタブを受ける。
Fight Clubでやっていた「喧嘩を売って負けろ」という都合の良い部分だけを自分と重ねて
「やってやったぜ!」
と涙目で言い聞かせるも、バックスタブのあまりにも心無い言葉に恐怖でションベンを漏らしていた。(気持ち的な意味で)
この醜態を晒した結果、いいねも全く来なくなりグチグチと言い訳した後、黒歴史クリーナーでツイートを全削除。アカウントを抹消。
見事敗走したのであった。
若気の至りで・・・と言いたい所だが、なんと結構最近の出来事なのだ!
30代でこれなのだ!もう救いようがないだろ?
だからニートなの。
学んだ事
俺みたいな馬鹿な小心者がTwitterでイキると碌なことにならない。